四国歩き遍路 22日目
9/22 歩数 48,928距離 36.34km 宿泊 須崎市内 道の駅かわうそ近くの歩行者用トンネルにテント泊
今日は夜中の3時間を含め移動距離は約26km。ひたすら横波スカイラインを歩いた。この道はスカイラインという名の通り高度のある所をアップダウンを繰り返しながら海岸線沿を走っている。車用の道路なので休息所やトイレの間隔は歩行者にとっては少ないのが難点だ。しかし土佐湾のリアス式海岸を見下ろしながら歩く景色は抜群だ。この景色眺めながら「2度と出来ない贅沢な旅」をさせて貰っている事を改めて感じた。山口さんは50というキーワードでこの旅の条件を説明しておられた。 50歳・50日・50万。色々な条件が揃わないと実現出来ない旅。先日も「縁」の不思議を実感したが、この旅も「縁」の不思議が実現してくれたのかも知れない。自分がやったのではないという事。 自分は真言密教徒ではないが、「南無大師遍照金剛、合掌」。ありがとうございます。
さて、思い出したくないが、昨夜の顛末をやはり書いておこう。「この東屋に問題あり」 の一点目は、この駐車場は若い男女や車好きの若者の溜まり場なっていたという事。何時迄も経っても、入れ替わり立ち替わり、騒音を撒き散らしながら車やバイクが出たり入ったりしていた。話し声も絶えない。彼らにとってこの場所は最高なのだろう。宇佐大橋を渡ってしまえば、民家からは隔絶され、横波スカイラインという走り場もある。 思いっきり排気音を楽しんで走った後はこの駐車場でお喋りする。気持ちは分かるけど勘弁して欲しかった。道理でトイレの照明が切られていた訳だ。ここを選んだ自分のミス。 その内静かになるだろうから我慢しよう。どうにもならなかったのは2点目の問題。ブログのか書き出してしばらくスマホの横を虫が横切った。蜘蛛かな思いヘッドライトを点けて見たが見つからない。後にしてブログを先にアップしてしまおう書き始めたら、 又横切った。ヘッドライトで照らすと何と大きなゴキブリだった。おいまわしたが捕まえられないので、テント内全体を照らせる;照明に切り替えた。すると種類の違う小さなやつが数匹ササと動くのが見えた。何で?と思いつつ追い回し2匹退治したが他にもいそうだった。 このテントは結構良いテントそんなのが入ってくる隙はない。では何故? 出入口のファスナーが開いている隙に侵入されたということだ。最も長くファスナーを開けていたのは、テント設営後に縁台の上で食事した30分間位だろう。この短時間に侵入されたということは「沢山いる」。そういえばテント設営中に年寄りの男性に声をかけられた。「この駐車場には野良猫が10匹いるんですよ。この東屋の縁台の下にも・・」覗くと縦に裂いた布がぶら下がっている段ボール箱びっしり並んでた。襲ってこないから仲良くしてやって下さい、と言って去っていった。彼らは野良猫に餌やりに来ていたのだ。道理で何時迄も帰らなかった。遍路に声を掛けるというより、猫の段ボールの家の前に不届きにもテントを張ったので注意しにきたのだった。 食べ残しにゴキブリがたかり繁殖していたという訳だ。試しにファスナーを素早く開けると数匹逃げていくのが見えたので、夜間の撤収と行軍となった。・・という次第。
明日も終日雨なので、このトンネルで待機と決めた。休養と装備の整理をしよう。