北海道ツーリング 3日目

3日目

 330km走って力尽きた。今日はここまでだ。道の駅なとわ・えさんのキャンプ場。11張り300円、安い〰︎。海の見える芝生、左手には活火山・恵山の剝き出しの山肌。良い所じゃないか。ラッキー。予定では函館の先、知内のキャンプ場のはずだったが、函館の30km手前迄までしか辿り着けなかった。まあ明日少し早く出れば良いか・・。

 苫小牧から室蘭までは市街地で北海道らしさは無い。噴火湾を回る辺りから、有珠山、昭和新山が見え始め、来たなを実感。更に長い直線道路も出現した。しかし路面は荒れている。注意しないと轍や穴にはまって転倒する。何回かハッとさせられた。おまけに眠気に襲われる出した。出発からの疲れが、緊張が緩んで出て来たようだ。バイクの居眠り運転は四輪車とは桁違いに致命的だ。バイクは全身を使うスポーツだから判断や反応が遅れると、カーブを曲がりきれず激突、センターを割って正面衝突って事になりかねない。何度か危険を感じて小休止を取った。最初はコンビニを探して休んでいたが気がついた。そうか、何処でも良いんだ。安全に駐車出来る所なら何処でもいつでも停まれば良い。エンジン切ってヘルメット脱いでちょっと休めば元気になる。コンビニでお金使う必要ない。

 苫小牧で給油をした。ガソリン携行缶に予備燃料を入れておきたかったので、恐る恐る携行缶にも入れてもらえますか?と聞くと、良いですよと笑顔で答えてくれた。その代わり住所と名前、使用目的を書かされた。若いお兄さんで書いた住所を見て、これなんて読むんですか?と聞かれ驚いた。ヨッカイチです。あー分かりました、これ日なんですね。ただ字が汚くて読めなかっただけだった。

 隣でテント張っているのは、大阪から来た白髪混じりの長髪のおじさんだ。今月の4日に舞鶴から小樽に着いて、時計回りでここまで来た。よくそんな長い休み取れましたねと言うと、俯いて小さな声で「辞めたんだ」とボソ。えークビになったんかい?と突っ込むと、笑いながら又俯いて「イヤイヤ辞めさせてもらったの」とボソッと言う。関西人は面白い。宗谷岬は寒かったでと情報をくれた。防寒持って来て良かった。

 波の音ドッツドッツ〜ざツ〰︎、空には満天の星うっすら天の川、流れ星。ありがとう。

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