四国歩き遍路 31日目

101  歩数 48,156距離 34.67km 宿泊

松尾大師堂手前の釣井さん宅

朝イチで延光寺を打ち、同じ道を戻り、松尾峠を越え愛媛県にはいった。延光寺を出る時これから参拝する人達が次々と駐車場から出て来たので、挨拶をしながらすれ違った。1組の老夫婦とすれ違った時、後ろから呼び止められた。宿で昼食弁当をお接待で貰ったが、自分達は昼食を食べる所は決めてあったけれど、断れなかった。おにぎり2つなんだけど、貰ってくれないかと言われた。荷物になるし自分も昼のおにぎりは持っている、ちょっとためらったが、縁だと思い貰うことにした。貰ったおにぎりは大きくて、他にバナナやお菓子、ヤクルトまで入っていてずっしり重かった。この昼に食べてしまおうと、昨日泊まった津波避難タワーのベンチで食べたがおにぎり一つとバナナしか食べられなかった。一眠りしてさあ出かけよう立ち上がった時隣のベンチの女性から声をかけられた。暫く話していると昨日ここで声をかけてくれた女性(有田さん)が又お会いしましたねとやってきた。隣りのベンチの女性と待合せしていたとという。暫く3人で不思議な縁だなどと話し分かれた。別れ際に松尾峠の知合い(釣井さん) を必ず尋ねると念を押した。松尾峠は峠を境に高知県と愛媛県に分かれている。全体的に緩やかに登るが高知県側は最後にグイと登り結構長い。このグイっと登る途中で上から降りてきた人と立ち話をした。遍路道について解説してくれ、よく冷えたグミを「これを渡すのはあなたで629人目です」と言ってくれた。 高知県も愛媛県並みにもっと金を出せばこの道も整備出来るのにとこぼしていた。 下りの愛媛県側はとても良く整備されていてズイズイ下れた。丸太の階段も人の歩幅に作られていた。4時半頃有田さんに頼まれた釣井さんを尋ね、避難タワーで声をかけて貰ったことだけ告げて 告げて去ろうとすると、何処に泊まるのかと聞かれたので、松尾大師堂かその先のコンビニ近くで テント泊ですと答えた。良かったら泊まって行くか?と隣りの離れの2階を案内してくれた。どうしよかと少し迷ったが「これも縁だろう」と思い直し、ドップリこの縁に浸かろうと割り切った。お風呂、洗濯、食事とお世話になった。特に夕食は帰宅したご主人を交え楽しい時を過ごした。ズーズーしくビールを何杯もお代わりしてしまった。乾いた喉に沁みた。感謝!

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