四国歩き遍路 30日目

930  歩数 52,623距離 37.89km 宿泊

宿毛の津波避難タワー

善根宿廃園保育所を出る前に、一晩中回していたホコリだらけの扇風機をバラして掃除し磨いた。音も静かになった。ありがたい宿だった。

月山神社を目指して遍路道を歩いた。車道から入る最初の遍路道の矢印は地図通りお墓の中を登れと出たので、躊躇わず入り急な坂道を登り始めた。登り始めて直ぐだった。10mほど先でお婆さんが坂下を見てしゃがみ込みお尻を上下に勢いよく振っていた。何だ?と不審に思ったが直ぐに、用を足しているんだと気付き、振り返って海の方を見て済むのを待った。時々振り返って様子を見た。何度目かに振り返った時居なかったので、さあ行こうと一歩踏み出すと、何とお婆さんがお尻を出したまま坂道を登って行くのが見えた。ここでやっと気が付いた、「この道はお前の通る道ではない」と言われたと理解した。車道に戻り暫く行くと又遍路道入口の矢印が出たので入った。この道は最初にグイっと登 りその後は稜線に沿った起伏のない平な道がずっと続き最後にドンと下ると言うとても歩きやすい道だった。しかし朝イチで蜘蛛の巣の洗礼は受けたので、蜘蛛の巣はらいの木の枝を折り降りながら進むとあまり苦にならなかった。この道は案内札も多いが、大月小学校の子供達の遍路激励札も沢山下がっていたので読みながら進むのも楽しかった。中には「これから先まだずーっと長いですが、風邪ひかないで頑張ってください」なんてのがあって、「ズーッと長い」に打たれてため息が出た。叱咤激励札だったが。この道はお勧めです。赤泊浜に抜ける遍路道も同様で良く整備されていてお勧めです。

期待していた月山神社は寂れていた。参拝を終えて御朱印を貰おうとしたが、誰も居らず 貰えなかった。この神社に神様はもういないのではと疑った。残念な神社だった。赤泊の浜から国道321号に出る遍路道は最後まで山に入らず、なだらかな登りが続く舗装道路で拍子抜けした。広い道に出た所で自販機があり、丁度車が止まったので、降りてきた人 321号ですか?と尋ねたが分からず助手席に寝ていた人を起こして聞いてくれた。良かった。321号で間違いない、これを行けば大月を通って宿毛へ行ける。お礼を言うと自販機を指して「どれでもどうぞ、熱中症になるといけないからね」と一本お接待してくれた。感謝!久しぶりに飲んだペプシコーラは良く冷えていて沁みた。

宿毛の道の駅には5時前についた。いい時間だったが体力的にはとても厳しかった。遍路道も歩いたし、炎天下の国道も歩いたし、荷物も重かった。ところが道の駅は改修工 事中で全面立ち入り禁止だった。トイレも壊したと言う。やっとの思いで辿り着いて、そりゃないだろ!隣の店の駐車場でへたり込んでしまった。気力が戻るまでちょっと時間がかかったが、とりあず4km先の遍路小屋を目指して歩き出した。松田川大橋を渡り切った所で、津波避難タワーが見えた。柵が無ければ一階でテント張れる。遍路小屋方向ではないが行ってみることにした。柵は無かったどころかタワーの下は公園になっていて、ベンチや滑り台などの遊具まであった。タワーに登るスロープまで運動用に開放されている。良かったここにテントを張れる、ホッとしてベンチで暫く呆然としていた。するとスロープを降りてきた初老の女性が、お遍路ですか?と声をかけてきたので暫く話した。お接待させて下さいと財布から五百円玉を2枚出して、冷たい物でも飲んで下さいとくれた。感謝!この女性から松尾峠を通る時、ある人のお宅を尋ねた欲しいと頼まれたので、明日寄ってみようと思う。


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