北海道ツーリング　11日目

11日目

　今日はスタートから暫くの間、不調で頭の中で地図がまとまらず、38号線を行ったり来たりしてしまった。Googleマップも何故か逆方向を案内し混乱を誘った。最後は紙の地図、ツーリングマップルを引っ張り出してきて納得、行くべき方向が決まった。まあこんな日もあるさ、だけど「襟裳岬はこっち」という標識が欲しかった。襟裳岬までの海岸線沿いの国道235号は4・5kmの長いトンネルが連続していたた。トンネルの中は無茶苦茶寒い。あまりの寒さに防風ジャケットを着たがそれでもまだ寒かった。他のライダー達も着替えていた。もう一つ驚いたのは、トンネルの中で工事があり？片側交互通行になっていたことだ。普通はトンネル全体を交互通行にするところだがあまりの長さに出来なかったのかも知れない。道路工事は多い。やはり冬は出来ないので、短い夏に集中するのだろう。

　10時頃襟裳岬に辿り着いた。何度も休憩した。70km/h前後でゆっくり走っているからか、兎に角眠くなる。あくびが出始めたら、広い路肩を探して休む。ひどい時はタンクを抱えて眠る。襟裳岬の自撮り写真は疲れた顔してる。駐車場で隣りの年寄りライダーから声をかけられた。「今日は珍しく風がなくて穏やかだ、いつもは強い風が吹いている。本当に珍しい」そうか、襟裳岬らしくない時に来てしまったということだ。運が良いのか悪いのか、ともあれここが最後の岬だ。岬を出て海岸線を西に進み日高迄行くと、北海道の輪郭を辿れたことになる。

　ここ沙流川のオートキャンプ場は素晴らしい。広々とした場内は設備が整い良く整備されている。芝生が敷き詰められ、高い木立ちが適度に配置され日陰を作っている。縦長の本別の静山キャンプ場を横に何枚も並べたようだ。しかも車両乗り入れ可能、温泉も徒歩５分。それで500円。ゴミ捨てOK。北海道の人達はキャンプ大好きというのもよく分かる。こんなキャンプ場がゴロゴロ転がってるんだからたまらない。多少の雨でも出かけると以前ツアーで来た時のバスガイドさんが言っていたが頷ける。そのバスガイドさんに教えてもらった「焼きそば弁当」を今夜も食べた。セコマのハイボールは108円。

　明日はトムラウシのまわりを大きく一周する。多分雨、それもあり。