北海道ツーリング 7日目

7日目

 知床峠を下り羅臼温泉野営場に15時過ぎに着いた。ここには羅臼岳の登山口がある。野営場はテント区画が丸太で四角く仕切られて番号が振ってある。利用申し込みの際、今日は空いているから、先にテント場を見て好きな所を選んでおいでと、管理人のお爺さんに言われた。トイレと水場の中間の27Aにした。テントを張り終え暫くすると雷が遠くで鳴り出した。これは来るなと思い雨養生をやり直した。直後凄まじい雨と雷が来た。明日のテントの始末が面倒だ。

 今朝クッチャロ湖を5:30に出た。昨日からの強風は収まらず撤収は手こずったが、雨が降らなかっただけでもましか。238号線を南下、サロマ湖を掠めて、網走に10:30頃入った。途中雨がぱらつき雨具を着たが通り雨だったようですぐ脱いだ。迷いながら何とか博物館に着いた。途中立ちゴケ一回。網走刑務所博物館で監獄飯を食べてみたかった。鏡橋という橋を渡ると直ぐ左手に「監獄食堂」の看板が見えた。チケット売り場の手前だ。博物館に入らなくても監獄飯は食えるようだ。監獄食B(ホッケ)を選んだ。食器はプラスチック。ご飯は麦飯、ホッケの干物は小さくパサパサ、味噌汁は薄く、具はワカメの切れ端ちょっぴり。なるほど確かに不味かった。まずくて文句を言われない飯屋は世界中探してもここだけかもしれない。博物館の入館料は1,500円。当時の建物がそのまま移築されており興味深かった。建物内にはよく出来た人形が置かれて当時を再現していた。入浴中の人形達の背中には刺青があった。

 「天に続く道」は止めようかと迷った。マップの解説に駐車場の斜度6度、バイク転倒注意とあったからだ。コカシたくない。迷った末停まらないつもりで行った。駐車場はやはりきつく傾いていた。クルリとゆっくり回って、天に続く道を正面から見て満足、さあ帰ろうとしたら、後ろからバイク乗りが「シャッター押してもらえませんか?次撮りますんで」断れないので、サイドスタンドを出したが、バイクが下りを向いてるので、滑ってしまう。仕方ないので少し方向を変えて前輪を土手に乗り上げて、やっと滑りが止まった。危ない停め方だ。自分を撮ってもらう時、「アレ、バイクと一緒じゃなくて良いんですか?」と聞かれたが、動かすとコカシそうなのでやめた。危ない、その手に乗ってたまるか。

 知床峠から見る羅臼岳が素敵だった。ゆったりと裾野が広がって、二つのピークと頂上付近から崩れた岩肌の露出が荒々しく魅力的だった。若けりゃ登ってるな。

 明日は厚岸で伊藤さんと会う。トムラウシも制覇したようだ。鉄人だ。

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