四国歩き遍路　39日目

10／9  歩數　43,716距離　31.48km 宿泊松山　杖ケ淵公園にテント泊
参拝寺　46番　浄瑠璃寺　47番　八坂寺　48番　西林寺

今日は三阪峠を延々と下り松山市內へ入った。途中の急な斜面で大股に登ってくる外國人遍路、ロードバイクを押して登って來た若い阪バカ野郎とすれ違った。何が面白いのか分からなかったが、下るうちに分かった。急峻な山道は三阪峠全體からすると僅かで 殆どが狹い舗裝道路だった。成程、ロードバイクは軽いし、登れない山道では無い。ここさえ越えればという事かと納得した。 下る途中「阪本屋」という幟が見えた。作務衣を著た方がお接待所です、休んで行って下さいと招いてくれた。休息を取ってなかったので休ませて頂いた。溫かいお茶とお菓子、久しぶりにイチロクタルトも頂けた。又沢山のスタッフが話しかけてくれたのも良い休息となった。若い男の子が2人いて、遍路の研究をしている學生さんだった。何かの參考になればと名刺を渡して、今回の旅の日記をブログにアップしてあると伝えたが、聞かれてもいないのに余計な事をしたような気もする。スタッフのみなさんの寫真を撮らせて頂いた。感謝！

阪本屋を出てさらに下ると、満開のコスモスの寫真を長いレンズの付いたカメラで撮っている人に出會った。挨拶をしてすれ違おうとすると、歩いているところを寫真に撮りたいと言われた。そうか、コスモスを背景に遍路を入れたいんだなと察した。どうしましょうか？とポーズをとろうとしたら、いえ普通に歩いて行ってくださいと言われた。後ろから撮りたいのか、やっぱり男は背中だよな、などとつぶやきながら歩いた。それで終わりだと思っていた。ちょっといくと、又コスモスが綺麗に咲いている所に出た。 コスモスの向こうからレンズを構えてるさっきの人が見えたので思わず笑ってしまった。いけない、普通にしなければと思ったがダメだった。ニヤケてしまった。これはボツだ。先回りして待ち伏せしてました、ここから先、何回か撮らせてもらいたいというのでどうぞ好きにして下さと答えた。そうか、大きなリュック背負って、腹には巨大なウエストバッグを巻き付けて、荷物が歩いているようなお遍路さんが面白いのか、男の背中とは関係無かったようだ。この後何カ所かで撮影された。なんだか自分も「歩いている寫真」が欲しくなった。別れ際に名刺を渡して、請求書と一緒に何枚か送って欲しいとお願いした。楽しみだ。

　平地の遍路はいいな、たちまち3寺參拝出來た。橫峯寺までどんどん行きたい。